だいたい3ヶ月に1度のペースで、ライブ活動をしていますが、
今回は、いつもと客層が違うイベントでの演奏になりました。
普段であれば、お客さんがとても盛り上がり、楽しそうに観てくれている。
そんな中で、演奏する時ほど、嬉しく興奮することはありません。
しかし、昨日のお客さんの反応はいまいちでした。
腕を組んでじっと見ている方、無表情でずっと凝視している方。
そんな姿を見て、「自分たちの音楽は、今日の客層には受け入れられないんだ。。」
そう感じた私は、落ち込んだ気持ちになり、どんどん殻に閉じこもっていき、
お客さんとの心のコミュニケーションを断絶した状態で演奏を続けました。
しかし、ライブ終了後、お客さんのフィードバックを聞くと、相当ウケがいい。
多くの方から嬉しい言葉をたくさん頂きました。
「腕を組んで見ている」「無表情で凝視している」 = 「受け入れられていない」
私はそう勝手に想定し、勝手に落ち込み、自ら自分の殻に閉じこもっていきました。
しかし、事実はともあれ、昨日のお客さんの反応を見て
「みんな感心して見てくれているんだな。」
「みんな我々のすごい演奏に圧倒されてるんだ!」
そう受け取っていたとすれば、もっと楽しい時間を過ごせただろうし、
もっと気持ちの入ったすばらしい演奏ができたはずです。
そう考えると、 来て下さったお客さんには、ホント申し訳ないです。
バンドだろうがビジネスだろうが、
自分の価値基準だけで、勝手に相手の意図を判断してはいけない。
目の前の状況を、どう受け取るかで、自分のパフォーマンスの質が変わる。
そして、常に自分の状態(ステート)管理ができてこそ、プロである!
(別にバンドはプロではやっていませんが・・)
そんなことを学んだライブでした。