本日は、私が最も尊敬する著者の一人である、ソフィアバンク代表の
田坂広志さんの出版記念講演会に行ってきました。
2年半ほど前に出版された「使える弁証法」に続いて、
今回出版された「未来を予見する五つの法則」の出版記念です。
話の内容があまりに深く、多くのことを感じ・考えまくった為、
講演が終わったときには、頭がクラクラでした。
内容は、半分は前回の講演のおさらいでした。 (⇒ 前回のブログ)
弁証法といえば、「矛盾の哲学」とも言われますが、
田坂さんは、「人生を深く直視することは、矛盾と向き合うことだ」と言います。
そもそも人生とは、「死」に向かいながら、生きていく、矛盾に満ちたもの。
最近流行りのロジカルシンキングは、世界の一部を語れるに過ぎない。
なぜなら、世界の本質は、「矛盾」であり、ロジックでは解ける世界は限られている。
そのように矛盾を抱え、不連続な非線形に加速的に変化する世界の
「予測」などはできない。
しかし、「予見」はできる。
このメタファーとして、砂山に上からジョーロで水をやることをイメージする。
水がどのように流れていくかを予測することは不可能。
でも、水が必ず上から下に流れることは分かっている。
「水は、必ず、低きに流れていく」というのが、大局観であり、
この大局観をつかむことが、世界の発展の理を理解することであり、
世の中の流れを予見することとなる。
弁証法的思考とは、世界の発展の「法則」を、弁証法をヒントに考えようというもの。
大きく五つの法則:
第一の法則: 「螺旋的プロセス」のよる発展の法則
第ニの法則: 「否定の否定」による発展の法則
第三の法則: 「量から質への転化」による発展の法則
第四の法則: 「対立物の相互浸透」による発展の法則
第五の法則: 「矛盾の止揚」による発展の法則
さらに、今回の新刊書では、この五つの法則から見える未来のパラダイム転換を
12コ挙げて説明されています。
ご興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
2008年11月14日
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