たくさんの気づきを得ることがありました。
個人の価値観から国政についてまで、、、
日本という「システム」の外に出て、改めて
気がつくことが多いですね。
訪問先のある部門の方々に、急遽、業務改善のプチセミナーをやることになり、
即席で資料を作成しやらせて頂きました。
通訳を介してでしたが、知識だけでなく感情もお互い少し伝え合えた気がしています。
皆さん真剣に興味を持って説明聞いてくれて、とても嬉しかったです。
これは一般論としてですが、
組織におけて、個々の能力が埋もれてしまうネガティブなマインドは、
以下のメカニズムで形成されていく、というのが私の仮説です。
(1) Aさんが、やる気と期待を胸に、会社に入社する。
(2) Aさんは、既存のものを良くしたり新しいものにチャレンジしようという「前向きな言動」をとる。
(3) Aさんは、周りの仲間や上司に、ちょっとしたネガティブな発言、態度を取られ、「嫌な感情」を得る。
(4) (3)が数回繰り返される。
(5) Aさんの中に、「前向きな言動」=「嫌な感情」 というプログラムが形成されていく。
(6) さらに、「前向きな思考」=「嫌な感覚」 と一般化された無意識のプログラムへと発展する。
(7) こうして個々人が、互いに「嫌な感覚」という痛みを避けるための最適な「システム」が、組織の中に確立していく。
(8) そのシステムは次第に強化され、今度は個々人の思考を支配していく。
怖いのは、皆が気付かないシステムが存在し、思考すら支配してしまうところです。
それを打開するには、その組織でうまく機能してしまっている「システム」を崩すことです。
いつもの流れを破断し、悪循環のシステムに介入します。
業務改善で難しいのは、日々のオペレーションを中断させることなく、新しい流れを作ることです。
私たちコンサルタントが正論を述べて解決策を示しただけで、組織が変わることはないでしょう。
ただ、外部から来たコンサルタントが日常のシステムにうまく介入する存在となり得るならば、
組織を改善・改革していく波を起こすことができるのでしょう。
今密かに開発している組織変革のワークショップ型コンサルティングは、人の無意識レベルへ
働きかける手法を一部含んでいます。ただ、基本的にそれは言語の使い方によるものなので、
言葉を直接使えない海外のクライアントの方々も想定して、開発した方が良さそうです。
国籍、文化、言語が違っても、人間の本質的なメカニズムは同じなのだと思います。
泉本さんの問題への取り組み方や考え方に、多くの方が学ぶべきところがあると思いました。
文化・言語が違っても通用する、という点で思い浮かんだのが、イケアの「言葉のない説明書」でした。
国籍問わず理解しやすいものは、世界各国で通用しますし、より親切ですよね。
それだけの親切心や心構えがあったからこそ、世界で通用するという逆の見方も出来るかもしれません。
泉本さんの視野の広さや親切心、パワフルさは、世界中の方が取り入れ向上することにつながっていくのでしょうね。
ワークショップ型コンサルティング、今からとても楽しみにしております!
いつも学びをありがとうございます。
コメント有難うございます。 イケアの「言葉のない説明書」、興味深いですね。調べてみます。 私は、国籍、時代などを問わない普遍的なものに興味がとてもあります。探究し続けます。