2009年08月27日

【成功の法則92カ条】三木谷浩史氏

楽天の三木谷さんは、昔から経営者としてビジネスマンとして、
とても尊敬している人です。


その三木谷さんの2冊目の書籍、「成功の法則92カ条」を熟読しました。

1冊目の書、「成功のコンセプト」では、
ビジネスでもっとも重要だという5つのコンセプト
1)常に改善、常に前進
2)Professionalismの徹底
3)仮設→実行→検証→仕組化
4)顧客満足の最大化
5)スピード!!スピード!!スピード!!

が書かれていましたが、今回の書はその5つの成功コンセプトの
より具体的なスローガン92個といった感じです。

印象に残ったものを挙げると、

考えて行動するのではなく、考えるために行動する

「動きながら考えろ!」という言葉はよく耳にしますが、
「考える”ため”に行動しろ」という言い回しは新鮮。
確かに、行動することで初めて新たな情報を得ることができ、
さらに考えることもできる。まずは小さくでも動くことで、
参考情報を得る、これが重要ということ。

キャッチボールできる相手を作れ

コーチングなどで、「オートクライン」という言葉がある。
これは、自分で話した言葉が自分自身に作用して、新しい
気づきやアイデアを発想させたり、考えをまとめさせたりする効果。 
身近に思いついたこと気がるに話せる相手がいることはとても貴重。
何も助言してもうう必要はなく、単に話を聞いてもらえればいい。 
言語化すること、これに意味がある。

精神的エネルギーを下げるな

結局は、ビジネスをやる人間のメンタルなエネルギーが
勝敗を決める。 リーダーは特にエネルギーを高く保たないと、
それが伝染してチームが腐ってしまう。

直感を数値化し、常に進化させる

直感でビジネスを成功させたという人は多いけど、直感でビジネスを失敗させた
人はもっと多いはず。直感は絵のドラフトのようなもので、詳細が描かれてない。
その詳細を詰める作業を中途半端にするから失敗する。
直感をまず詳細に落としこみ数値化して、その数値から深い直感を引き出す。
その直感をまた数値化するという風に、繰り返しながらビジネスを構築していく。


徹底的に因数分解せよ

目標を立てたら、その目標までの道のりを一歩の単位まで分解する。
それは単なる分解でなく、因数分解。つまりビジネス上の目標は、
カッコでくくることで、省略できることがたくさんあるからだ。
単純な要素に分解できれば、自分がやるべきことの本質が分かる。


以上、私見を交えた解釈ですが、その他、心に響く言葉がかなり沢山ありました。
現役の事業家が、ここまで自身の思想や思考をまとめてあるのは凄いと思います。
さすが、「リーダーとは教育者だ」と言ってるだけあります。

何度も繰り返し読みたいオススメの1冊です。



posted by IZ at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍
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