2009年12月16日

Letting Go, Letting Come

今年の初め、500ページを超えるゴツイ洋書を、必死に読みました。

オットー・シャーマン氏の著書
「U理論:Theory U - Leading from the Future as It Emerges-」

チェンジエージェントさんが翻訳した要約があります↓)
http://change-agent.jp/news/000143.html


こんな厚い本は待っていても翻訳されないだろうと予想してましたが、
どうやら、近々翻訳書が出版されるそうです。

U理論とは、個人やグループが、ある状態で内的な変容が起こり、
過去からの延長ではなく、出現したがっている未来の可能性から
思考し始めるプロセス理論。

今回日本語版の翻訳を担当された方が、
U理論実践研究会」を開催するということで、
本日参加してみました。

理論を頭で理解するのと、それが出来ることとは全く別の話。 
実際、今日やってみて、これまでの自分のスタイルに引っ張られてしまう。
相手の話を深く聞きながらも、仮説を立て、それを検証する質問をしている
自分に気がつきます。 

U理論では、いっさいの「判断を捨てること」が求められます。


本質的なもの以外、すべてを手放した時、(Letting Go)
新たなる何かを受け取れる。 (Letting Come)

そして、このLetting Goで、最も深いものは、
Identity(自己)を手放すことだそうです。

私の理解では、自己を手放したときに、ユングの言う「集合無意識」
のようなものに繋がり、新しい何かが見えてくるのではないかと考えてます。

コーチング的に1対1であれば、他のセラピーやカウンセリング手法と同様
イメージできるのですが、会社組織などの集団グループに対して、
同時に変化を導くことがホントにできるか、今は何とも言えません。
ただ何かとても可能性を感じています。

うまく機能するならば、U理論をコンサルティングの現場で、たとえば
新規事業開発や組織変革などに有効活用できないかと思案しています。
これまでのやり方とは全く異なる、深くエネルギーに満ちた
創造と変革を導くモデルとして。

今後も探求していきたいと思います。

posted by IZ at 03:27| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
昨日はお世話になりました。

ごあいさつできなかったと思っていたら、ネットで見つけてしまいました。

一番大きい気づきは、泉本さんから頂いた質問から「状況に対して良いイメージを全くしていなかった」というものでした。

ありがとうございます。

またU理論の情報もうれしいです。

また今後ともよろしくお願いいたします。

Posted by 石井聡 at 2009年12月16日 13:21
石井さま、

こちらこそ、昨日は勉強になりました。
またお会いしましょう。

今後も宜しくお願いします。
Posted by IZ at 2009年12月17日 00:20
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