先日私が監修のお手伝いを少しした翻訳書「メタ・コーチング」が出版になりました。
私自身お盆明けから、米国に仕事で来ているため確認できていませんが、
おそらく大きな書店では今頃並んでいるのだと思います。
本書は、「コーチングって何だろう?」という方の入門書としては少し難しい内容かもしれませんが、ある程度コーチングを学んだ方・実践した方や、コーチングに限らず人に変容をもたらす仕組みを体系立てて理解してみたいという方には、一読の価値がある書だと思います。
私自身は、主に「コンサルティング」の仕事をしていますが、本質的にクライアントを成功に導くという点では、コーチングもコンサルティングも変わりはありません。個人的な印象ですが、一般に普及しているコーチングが、なんとなく感覚的でコーチ自身の持つ本来的なコミュニケーション能力に依存しているのに対して、メタコーチングが提唱しているシステミック&システマチックなアプローチは、ある意味「左脳的」にもしっかり理解したいビジネスプロフェッショナルにとって受け入れ易いものではないかと思います。
あらゆる職業において、ロジカルに正論を言っているだけでは仕事を進めていくことはできません。時に感情的な抵抗にあうこともあるし、相手のモチベーションを高めてあげる必要も出てきます。そのコミュニケーションの手法の1つとしてコーチングには興味はあるけれど、なんとなく捉えどころがなくて馴染めないと感じている人、あるいは属人的でないコーチングスキルを求めている人、そして体系的に人の変容を導く理論を学びたい人にとって、本書「メタ・コーチング」の一読をオススメします。
※ 9月10日(金)に出版イベントがあります。
私は当面米国滞在なので参加できませんが、ご興味がある方は、参加してみてください。
詳細: http://www.5w1h.co.jp/MC/