先日、脳機能学者の苫米地英人さんとの座談会に参加しました。
頭の中が混乱するほどいろいろなお話を聞くことができましたが、
その中で1つ「なるほど!」と思った話。
参加者の一人が、唐突に「落語のオチってなんでおもしろいのですか?」
と質問したのに対して、
苫米地さん: 「それは、ゲシュタルトが形成された瞬間だからでしょ。」
つまり、それまでのストーリーで聞いてた情報が、最後のオチ(情報)が加わった瞬間に、
新しい意味、認識として生み出されたので、「なるほどね〜!」 っとなるわけです。
これは、ビジネスにおいての「ひらめき」でも同じだと思います。
1つ1つの散在していた情報・事実が、ある瞬間に、1つの新しい意味と成る。
新しいフレームが形成されて、これまで見えてなかったものが見える瞬間。
落語のオチも、アメリカンジョークも、ビジネスでのひらめきも、
すべて脳内の現象は同じだなんて面白いですね。
※ 「ゲシュタルト」とは:
一見、バラバラに見えるモノを見て、その中に共通の法則を見出して
全体を把握する能力のこと。
身近な例でいえば、オーケストラのハーモニーを感じたり、応援団が作る人文字など。
全体がひとつひとつの構成要素の総和以上のものになるもの。
2011年07月27日
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